指導者転身せず? レスリング吉田沙保里の気になる引退後

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■指導者への本格転身は先のばし

 吉田は18年に、それまで務めていた母校・至学館大学の副学長を辞任しているが、職員として籍を残している。伊調馨へのパワハラ騒動をきっかけに解任された栄和人前監督の後任として名前が浮上したものの、実現しなかったのは本人が固辞したからだという。

「栄前監督のパワハラ騒動もあって一時は仕事が減ったとはいえ、今後も吉田は本気でタレント活動に取り組むつもりでいます。学長からレスリング部監督就任を打診されながら、首を縦に振らなかったのは当面はタレントとしての仕事を優先させるため。少なくとも東京五輪まではスポーツ関連のテレビ番組、イベントなどを中心にやっていくつもり。至学館大や女子日本代表も含め、本格的な指導者に転身するのは東京五輪が終わってからでも遅くないと考えている」(前出の関係者)

 理論的に技術を追求する伊調とは異なり、吉田はどちらかといえば天才肌だ。親しい関係者には「練習パートナーなら務まるが、若手を指導するだけの引き出しがない」と指導者転身は時期尚早と話しているという。

 今後はタレント活動をしながら、将来の金メダリストを育成すべく指導者修業に励むことになりそうだ。

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