東京マラソン参考にならず? 海外勢は夏来日で酷暑体験か

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 夏場の平均気温が東京を下回るモロッコ出身のエルハサン・エルアバシ(34=国籍変更してバーレーン)は「タフなレースになるのは間違いない」と顔をしかめると、こう続けた。

「すべてはマネジメント会社やコーチと相談してからになるが、東京の暑さは経験したことがないので、他のレースに出ることも考えているよ。フルマラソンだけではなく、ハーフマラソンやトラック競技など、参加できる大会があれば前向きに考えたいね」

 2時間04分43秒(18年バレンシア)の自己ベストを持つエルアバシは「日本の大会スケジュールはわからない」としたが、梅雨時の6月にも都内で市民マラソンが開催されている。五輪本番とはコースは違えど、蒸し暑さに体を慣れさせるのは可能だ。

「(東京の気象条件が)得意な選手と不得意な選手に分かれると思うが、僕は暑さを言い訳にしたくない。しっかりと対策を練りたいね」(エルアバシ)

 このバーレーン選手のように、今年と来年の夏場には海外の有力ランナーが調整のため、大挙して日本へ押し寄せそうだ。

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