OP戦できっちり結果 広島小園ますます高まる開幕一軍期待

公開日: 更新日:

 高校時代から小園を見てきたパ・リーグのスカウトのひとりはこう言う。

「ポテンシャルの高さはピカイチで、『オレがオレが』というガツガツした性格。守備では誰よりも前に出て打球に食らいついていた。今どき珍しい貪欲さがあり、本人が『開幕一軍』を一番の目標に掲げて(実戦で)結果を出しているのを見ると、そのモチベーションが失われることの方がマイナスになる。性格的にはファームでじっくりより、一軍のレベルを肌で感じながら体で覚える方がいいのでは」

 キャンプ中は11歳も上の田中広を質問攻めにするなど、ハングリー精神と向上心の塊。3日のオープン戦で“初本塁打”を打った際は、生還後に「全員がメヒアのマネしているので」とベンチ前で指を天に掲げるポーズを取る余裕も見せた。

 同じ高卒新人でも中日根尾昂とは対照的で、「勉強は苦手」と公言。“座学”ではなく“実践”で吸収するタイプだ。小園に二軍球場は狭すぎる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド