ホークス外野手陣“壊滅”で…不振続く内川聖一の複雑心中
そして外野手がいなくなった。
自律神経失調症で3月から二軍調整が続く中村晃(29)を皮切りに、今月に入って柳田悠岐(30=左膝裏肉離れ)、福田秀平(30=左脇腹痛)ら主力外野手が相次いで戦列を離れると、17日には長谷川勇也(34)が右足を痛めて昇格からわずか2日で登録抹消。同じ日、唯一残っていた外野レギュラーの上林誠知(23)も右手死球で途中交代した。
この緊急事態に、内野手の三森を一軍登録。18日、ロッテ戦の外野の先発メンバーは右手甲打撲をおして右翼で出場した上林、釜元、そして内野手登録の牧原だった。ベンチには本職の交代要員もおらず、DH起用のデスパイネを除けば、支配下登録の外野手で即一軍昇格が可能な選手は、二軍でさえデビューしていないルーキーの水谷だけという惨状である。
当然、攻撃面にも大きな影響が出ている。この日、2―5でロッテに敗れて3連敗となったが、このカードで奪った得点は3試合でわずか2点である。
これでますます不振が長引きそうなのが内川聖一(36)だ。この日、連続無安打は18打席でストップしたものの、打率.197と低迷が続く。