2回戦154km星稜・奥川に虎熱視線…懸念される“藤浪の悪夢”
星稜(石川)が13日、立命館宇治(京都)との2回戦で14安打6得点。6―3で5年ぶりの3回戦進出を決めた。
1回戦で完封したドラフト1位候補・奥川恭伸(3年)はベンチスタートだったが、3点差に詰め寄られた六回の、なおも2死一、二塁の場面でマウンドに上がった。「打たれたらヤバいと思った」と先頭打者に適時左前打を許したものの、七、八回は無失点。八回には史上2位タイの154キロをマークした。「出たのはうれしいけど、指にかかっていなかった。どちらかというと悪い球」と冷静だった。
“虎の恋人”だそうだ。
前日12日に49校全てが初戦を終えた後に開かれた阪神のスカウト会議で、「奥川を最上位候補として確認した」とサンケイスポーツ電子版が報じたのだ。
西日本のある強豪校の監督が声を潜めてこう言う。
「阪神は人気球団ではあるけど、送り出す側からすると印象はあまり良くない。大阪桐蔭時代に春夏連覇を達成したあの藤浪がストライクが入らずに苦しんでいる。同い年の大谷(エンゼルス)と双璧の凄い投手になると誰もが思ったのに、一体、何をどうしたらあんなふうになってしまうのか。とても怖くて選手を預けられません。そんな高校、多いと思います」