勝ち方を忘れた松山英樹の醜態 これで米ツアープロなの?
【ダンロップフェニックス】第2日
下手なアマチュアでも珍しい「出だし」だった。
5アンダー3位発進の松山英樹(27)は、1番パー4でまさかの「9」。貯金を一気に吐き出した。第1打を右の林に曲げるとクラブを地面にガツン! さらにベアグラウンドからの第2打は松の木に当たりレッドペナルティーエリア内の側溝へ入った。4打目も再び松の木に当たって跳ね返りレッドペナルティーエリアへ。水のたまっている側溝からクラブでボールを拾い上げる姿はバリバリの米ツアープロには似つかわしくない光景だった。
その松山は6打目でどうにかグリーン左手前のラフまで運び、結局7オン2パットの9。後半もティーショットが安定せず、14番(パー4)でもドライバーショットを左の林に曲げて3つ目のボギー。18番(パー5)はドライバーでフェアウエーをキープ。第2打でスプーンを使いグリーンをキャッチ。この日4つ目のバーディーを奪い通算1アンダーまでスコアを戻すも、首位から4打差の13位タイまで順位を下げた。
松山は先月のZOZOゴルフでT・ウッズと熱戦を演じたものの、3打差の2位。米ツアー82勝でS・スニードの最多勝記録に並んだウッズの引き立て役に終わった。最後のツアー優勝は2017年8月のBS招待。約2年3カ月も勝利がない。世界ランキングも17年6月には日本人最高位を更新し2位まで上げたが、今は20位までダウンしている。