渋野vs鈴木愛の賞金女王バトルは録画放送…LPGAとTVの怠慢

公開日: 更新日:

 前週はまさかの予選落ち(鈴木優勝、申8位)で女王争いから大きく後退した。終盤の息切れかと思われたが、今回の優勝で圏内にとどまったのは、ここまでの活躍が「本物」ということだろう。

 渋野の持ち味は攻撃的なプレーだ。250ヤード前後のドライバーショットはFWキープ率(68・02%=40位)が示すように、必ずしも安定しているとはいえないが、果敢にピンを狙うショットでバーディーを量産。今大会は24バーディーを奪い、平均バーディー数4・04はランクトップ。

 強気の“壁ドン”パットも渋野の代名詞になっている。パーオンホールの平均パット数(1・7571)はツアー1位だ。 さらに今季4勝のうち3回は逆転劇を演じており、たぐいまれな勝負強さと集中力でファンの視線をクギ付けにしている。

「まだ最終戦で(賞金女王の)チャンスがある。自分のプレーができたら結果がついてくると思う」(渋野)

 久々に女子プロ界に現れた日本の逸材である。

■中継前にネットには試合結果が

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド