白鵬の夢「親方」に黄信号 日本国籍取得でも残る3つの障害
自身令和初、そして日本国籍を取得して初めての賜杯とあって、口もなめらかだった。
11月場所で、43回目の優勝を飾った横綱白鵬(34)。25日の一夜明け会見ではさらなる目標を聞かれ、一度は「45回」と答えたものの、すぐに撤回。
「50回かな。2年後か3年後かはわからないけど、東京五輪は越すな」
と、大言壮語だった。
同日行われた横綱審議委員会では、12日目の遠藤戦で繰り出した右のエルボーについて「見苦しい」という意見が出たが、それもどこ吹く風だ。
今年9月には念願の日本国籍を取得。引退後は晴れて親方になれることが決定し、後顧の憂いもない――と、白鵬は思い込んでいるに違いない。以前は「銀座にガラス張りの部屋をつくる」と豪語したこともある。しかし、そもそも引退後は親方になれると決まったわけじゃない。日本国籍の保有は、親方資格のひとつにすぎないからだ。
■一代年寄は絶望的