夢の1億円超え…巨人亀井が語った“アラフォー覚醒”の秘訣

公開日: 更新日:

「(年俸1億円超えは)小学生からの夢。時間がかかったけどうれしい」

 巨人亀井善行外野手(37)が27日、東京・大手町の球団事務所で契約更改交渉に臨み、4000万円アップの1億1000万円でサインした。

 プロ15年目の今季、開幕は左の代打要員として迎えたものの、いつの間にか1番や5番に座り、131試合に出場。打率・284、13本塁打、55打点で打線を引っ張った。「(球団には)特に守備を評価していただいた」と言うように、右翼を中心に好守で何度もチームを救い、5年ぶりのリーグ優勝に貢献。16年目を迎える来年の年俸はついに大台を突破した。

 2009年のWBCではあのイチローに潜在能力を絶賛された。しかし、期待を背負いながら、キャリアのほとんどをサブとして過ごしてきた。アラフォーになった今、急に覚醒したのはなぜか。シーズン中に「最近、お父さん目線になってきたよ」と話していた亀井。秋季練習最終日に話を聞くと、こう言っていた。

「秘訣? 力まないことかな。若いやつに負けないとか、今は一切ないから。俺が(試合に)出ているようじゃね。早く若いやつが出てきて、俺が出られなくなるようじゃなきゃダメって本気で思う。俺はレギュラーじゃなかったから、くすぶっている若いやつが歯がゆいというか、特にそう思うのかもしれない。結果として今年は規定打席に到達したけど、困った時に頼られるような立ち位置でいいと思う。もちろん、行けと言われたら行けるように準備はするんだけど、『絶対レギュラーを取る』とか“力まないスタイル”がいいのかもしれない」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド