FA秋山は4球団と交渉 元イチロー同僚監督のレッズが最適か
西武からFAで大リーグ移籍を目指す秋山翔吾(31)が積極攻勢に出た。
大リーグ関係者が一堂に介するウインターミーティング(カリフォルニア州サンディエゴ)に出向き、カブス、レッズら4球団のGMと交渉を行ったのだ。今後は提示された条件を吟味し、この4球団に進路を絞るという。
秋山が交渉した4球団は、いずれも外野手が補強ポイント。中でも秋山獲得に熱心なのはナ・リーグ中地区のレッズだ。シンシナティの地元メディアによれば、今季中堅を守った新人のセンゼル(24=打率・256、12本塁打)を左翼か右翼にコンバートして秋山を迎える構想という。
デビッド・ベル監督も、機動力のある秋山を高く評価している。現役時代はマリナーズでイチローと同僚だったこともあり、指導者に転身してからは足を使った戦術を駆使している。就任1年目の今季は「走れる選手はグリーンライト」と、ナインに積極的な走塁を意識させ、チーム盗塁数80個はナ・リーグ15球団中6位だった。
秋山は216本のシーズン最多安打記録を更新した15年以降は毎年、2ケタの盗塁をマークしているため、指揮官のお眼鏡にかなったのだろう。