イチローが意欲 日本の学生をマリナーズに送り込む可能性

公開日: 更新日:

 イチロー本人はもちろん、純粋に大学生や高校生を教えたい、アマチュア選手を育てたいという思いから学生野球資格を回復しようと考えたに違いない。しかし、その思いは結果として、マリナーズのリクルーターを務めることにつながりかねないというのだ。


■「どこでも教えられる」

 22日、自らが会長を務める少年野球大会の閉会式に出席したイチローは、「特定の学校に常勤しないということであれば、どこでも教えられる。あのとき質問したボクです、と来てくれればあると思います」と話した。小学生の「どうやったらイチローさんの指導を受けられますか」という質問に対してだ。要するに、お願いされれば日本中どこへでも出掛けていくと、教えることに意欲満々。イチローが指導者として全国を飛び回るとすれば、菊池のようなプロ野球選手に限らず、アマチュアの有望株も軒並みマリナーズになびく可能性すら出てくる。

「マリナーズのディポートGMはイチローに関して、『来季も現職』と話しています。現在はインストラクターも務めているので、シーズン中、特にホームゲームはシアトルでマリナーズの後輩たちを指導する立場にある。物理的にも日本の高校生や大学生を教えるのは無理ですが、より緩やかな肩書なら指導の機会は増える。例えばすでに学生野球資格を回復、現在、DeNA本社のフェローという肩書の高田繁さんは、シーズン中も自由に学生を教えられる。イチローもそういった肩書に変わるかもしれません」とは、さる放送関係者だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  2. 2

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 3

    巨人のW懸案「ポスト岡本和真&坂本勇人」を一気に解決する2つの原石 ともにパワーは超メジャー級

  4. 4

    阿部巨人が企む「トレードもう一丁!」…パ野手の候補は6人、多少問題児でも厭わず

  5. 5

    佐々木朗希が患う「インピンジメント症候群」とは? 専門家は手術の可能性にまで言及

  1. 6

    巨人「松井秀喜の後継者+左キラー」↔ソフトB「二軍の帝王」…電撃トレードで得したのはどっち?

  2. 7

    佐々木朗希「限界説」早くも浮上…案の定離脱、解説者まで《中5日では投げさせられない》と辛辣

  3. 8

    オリオールズ菅野智之 トレードでドジャースorカブス入りに現実味…日本人投手欠く両球団が争奪戦へ

  4. 9

    僕の理想の指導者は岡田彰布さん…「野村監督になんと言われようと絶対に一軍に上げたる!」

  5. 10

    オンカジ騒動 巨人オコエ瑠偉が「バクダン」投下!《楽天の先輩》実名公表に現実味

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    大阪万博「午後11時閉場」検討のトンデモ策に現場職員から悲鳴…終電なくなり長時間労働の恐れも

  4. 4

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 5

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  1. 6

    桜井ユキ「しあわせは食べて寝て待て」《麦巻さん》《鈴さん》に次ぐ愛されキャラは44歳朝ドラ女優の《青葉さん》

  2. 7

    江藤拓“年貢大臣”の永田町の評判はパワハラ気質の「困った人」…農水官僚に「このバカヤロー」と八つ当たり

  3. 8

    天皇一家の生活費360万円を窃盗! 懲戒免職された25歳の侍従職は何者なのか

  4. 9

    西内まりや→引退、永野芽郁→映画公開…「ニコラ」出身女優2人についた“不条理な格差”

  5. 10

    遅すぎた江藤拓農相の“更迭”…噴飯言い訳に地元・宮崎もカンカン! 後任は小泉進次郎氏を起用ヘ