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佐々木裕介フットボールツーリズム アドバイザー

1977年生まれ、東京都世田谷区出身。旅行事業を営みながらフリーランスライターとしてアジアのフットボールシーンを中心に執筆活動を行う。「フットボール求道人」を自称。

就任後のタイは5勝2敗4分け 西野朗監督の2019年を採点する

公開日: 更新日:

 みんな選手のモチベーションをも上手に管理し、Jリーグで上昇集団を率いる、時を生きる指導者たちばかりだ。

「ニシノがタイ代表監督候補として上がっていた中、候補リストには多くの外国人指導者の名前もあった。その中にはアンジェもね。彼の代理人から売り込みがあったらしい。でも高額過ぎてFATはリストから外したという話だよ」

 タイ大手メディアの記者から聞いた話だ。嘘か真か……は定かではないが、彼らの情報網にはいつも目を見張らされる。

 火のないところに煙は立たずだろう。

 そのアンジェは今季、横浜F・マリノスにとって実に15年振りとなるリーグタイトルをもたらした。かたや西野は、A代表で戦っているW杯2次予選では目下グループ3位だが、1試合少ないUAEとの勝ち点差は「2」。U-22代表で参戦したシーゲームスでは前記の通り。このままではW杯最終予選はおろか、アジアカップ本戦すら出られない国になってしまい兼ねない立場にいる。また現場で感じる空気からは、目標に向かって奮闘する集団としての覇気が感じられないのだ。

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