著者のコラム一覧
佐々木裕介フットボールツーリズム アドバイザー

1977年生まれ、東京都世田谷区出身。旅行事業を営みながらフリーランスライターとしてアジアのフットボールシーンを中心に執筆活動を行う。「フットボール求道人」を自称。

就任後のタイは5勝2敗4分け 西野朗監督の2019年を採点する

公開日: 更新日:

 △○△○●△●○○○△

 11戦を戦って5勝2敗4分け。左から前6試合がA代表、後ろ5試合がU-23代表でのもの。

 今年7月に就任した西野朗・タイ代表監督(Uー23代表も兼務)の戦績である。大健闘だろうとか、勝敗オセロが顔文字に見えるとか、人それぞれ感じ方に違いはあるだろうが、筆者は危機感を憶えてならない。

 航海への船出は、実にセンセーショナルだった。

 就任発表前の動きがパパラッチされて「契約する、しない」報道からの就任会見、初陣となったベトナム戦で負けなかった(ホームでスコアレスドロー)こと、また“格上”UAE代表をホームへ迎えた一戦に勝利して時の人となった。

 しかし……11月に行われたW杯アジア2次予選のアウエー連戦では勝てず、その後のU-22代表で挑んだ「東南アジア版オリンピック」シーゲームスをグループステージ敗退で終えた。13大会で11度優勝していた“絶対王者”が準決勝にすら進めなかった事実は、実に重いはずだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド