著者のコラム一覧
友成那智スポーツライター

 1956年青森県生まれ。上智大卒。集英社入社後、今はなきPLAYBOY日本版のスポーツ担当として、日本で活躍する元大リーガーらと交流、米国での現地取材も頻繁に行いアメリカ野球やスポーツビジネスへの造詣を深める。集英社退社後は、各媒体に大リーグ関連の記事を寄稿。04年から毎年執筆している「完全メジャーリーグ選手名鑑」は日本人大リーガーにも愛読者が多い。

今季の新外国人はメジャー球宴経験者より韓国経由組に期待

公開日: 更新日:

 これに該当するのは巨人のパーラ、阪神のボーア、エドワーズ、DeNAのオースティン、西武のスパンジェンバーグらである。彼らはユーティリティーやプラトーンで起用される選手で、例年、FA市場でスター級、レギュラー級の補強が一段落する1月上旬から行き先が決まるグループだ。

 前回と前々回のオフはボラスに代表される有力代理人たちが、12月中にまとまるはずの大物選手の交渉を2月まで長引かせ、ユーティリティー選手がFA市場に大量に残ってしまった。その結果、多くの選手が引退かマイナー契約に甘んじる選択肢しかなくなった。今年もその傾向が続くと判断した彼らは早々に日本でプレーすることを選択したのだ。

 21人の新助っ人の中には韓国球界を経て来日するメジャーリーグ経験者が2人いる。サンチェス(巨人)とサンズ(阪神)である。韓国リーグ経験のある元メジャーリーガーは、最も成功率が高く、過去にはグライシンガー、ウッズ、バンデンハークらが日本で大化けした。

 巨人に来たサンチェスは打者有利の韓国で昨季、2本塁打しか許さず、17勝をマークしたので大化けの可能性がある。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  2. 2

    新庄監督は日本ハムCS進出、続投要請でも「続投拒否」か…就任時に公言していた“未来予想図”

  3. 3

    選手村は乱交の温床、衝撃の体験談…今大会コンドーム配布予定数は男性用20万個、女性用2万個!

  4. 4

    ブレイキンの意外な金銭事情…トップはどれだけ稼ぐ? 国際大会V賞金、スポンサー料、指導料は?

  5. 5

    悠仁さま受験勉強しない夏休みで気になる「本当の学力」…“高校で異例の成績”報道も

  1. 6

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    吉永小百合(4)多忙で激しい青春を送りながら、恋に目覚め、恋に落ちる、普通の女性でもあった。会員限定記事

  4. 9

    「トドみたい」発言で炎上の和田アキ子はナゼ"ご意見番の大御所"に上り詰めた? 本業は歌手なのに…

  5. 10

    阪神岡田監督の気になる進退 来季続投がスジだが…単純にそうはいかない複雑事情