卓球代表6人発表も…東京五輪「金メダル」への理想と現実

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 国内の卓球ファンを落胆させたのが、昨年11月の「W杯・団体戦」の女子決勝だ。石川・平野組は陳夢・劉詩雯組に0―3。続く伊藤は孫穎莎に2ゲーム先取しながら逆転負け。平野も詩雯に0―3。日本女子は名古屋大会以来となる48年ぶりの世界一を逃し、中国に9連覇を許した。

■中国との差は広がっている

 Tリーグの関係者がこう言う。

東京五輪と同じ舞台での完敗はイメージがよくないのは事実。さらに中国強しを印象付けられたのは12月のグランドファイナルです。熾烈な五輪代表争いをしていた石川は1回戦で劉詩雯に0―4と歯が立たず、詩雯に12連敗を喫した。石川は気持ちで完全に負けていた。平野も直後の試合に勝てば五輪代表が決まるという一戦で、中国ではやや力が落ちる王芸迪に1―4です。伊藤は『中国選手は特別な存在ではなくなった』とよく言う。確かに日本勢は中国選手に勝つことはあるが、同じ相手に連勝したことはないでしょ。中国は厚い選手層の中で想像もできないほど激しい代表争いがあり、そこでメンタルが鍛えられ、ここぞという時に本当の強さをみせる。中国との差はリオ五輪の時より広がっているのではないか」

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