右翼へ今春1号 日ハム中田が取り組んだフォーム改造の成果

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 19日、広島との練習試合で本塁打を放ったのが日本ハム中田翔(30)だ。

 1点を追う四回無死一塁。広島・矢崎の145キロの速球を右翼スタンドに運ぶ逆転2ラン。本人は「風のおかげ」とサラリと話したが、今季、取り組んでいるフォーム改造の成果でもあるようだ。

 昨季は最初から右肘を上げ、脇をあけて構えていた。そうやってボールを上からたたくことを意識したらしいが、結果として上体に頼った打ち方になった。ケガもあって124試合の出場にとどまり、打率・242、24本塁打、80打点に終わった。その打撃フォームを元に戻し、さっそく本塁打を放った。しかも、逆方向への一発。幸先のよいスタートを切ったのは間違いない。

 もっとも、ここ数年の中田は一度調子を崩すと気持ちまで後ろ向きになり、そのままズルズルいく傾向がある。結果が出ないときに、どれだけ踏ん張れるかが課題になりそうだ。

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