バド桃田に地の利 五輪会場でジャパンOP開催し日本独占も
東京五輪バドミントン男子シングルス金メダル候補に追い風か。
BWF(世界バドミントン連盟)は23日に9月からのツアー日程を発表。今季は9月を開幕とし、同1日の台北オープンを皮切りに、12月16日からのワールドツアーファイナル(中国・広州)まで全17大会を実施する。ジャパン・オープンは9月22日から6日間の日程で組み込まれた。
このジャパン・オープンは当初、横浜アリーナを会場としていたが、東京五輪延期に伴い、五輪会場の武蔵野の森総合スポーツプラザ(調布市)に変更される。同大会で開幕まで1年を切った五輪本番を想定し、選手の導線や警備体制などを再度、確認するためだ。
この大会はツアーの位置付けから、世界ランキング上位32人に出場が義務付けられている。通常なら、欠場すれば罰金などのペナルティーを科されるものの、コロナ禍の今回に関しては例外。BWFは世界のトップ選手の健康を優先して出場の有無は各国の連盟の判断に委ねるという。
BWFでは、日本以外の上位選手のエントリー状況を見て開催の可否を決定。仮にトップ選手がこぞって欠場なら、日本勢のみで実施することも検討されている。すでに東京五輪出場が内定している日本選手にとっては、開幕まで1年を切った時期に五輪会場でプレーできることになる。