球児は心中複雑…高野連が掲げた甲子園「交流試合」の波紋

公開日: 更新日:

 とはいえ、交流試合開催によって、各都道府県が独自に検討、準備を進めている代替大会への影響は避けられない。

 交流試合が代替大会と日程の重なる県もある。ある県では日程が重なった場合、甲子園出場を優先してもらえるよう、代替大会の日程や試合時間の変更を検討し始めた。

 関西地方の高野連幹部は、「甲子園で試合をやる機会を与えてもらったことはありがたい話」としつつも、「まずは代替大会を最後まできちんとやりきることが先決。交流試合はその後に考えること」と言った。そもそも地方が代替大会を行うのは、高野連が地方大会も含めた夏の甲子園を中止にしたからだ。やっぱり甲子園で試合をすることにしたからと、代替大会に水を差すのは筋違いだ。

【2】辞退校が出てこないか

 招待校のひとつである東海大相模の神奈川県教育委員会では、対外試合の解禁を8月末以降としている。県高野連の栗原専務理事は、「これは公立高校を対象にしており、私立である東海大相模は学校独自の判断になる」と説明。出場すること自体に支障はなさそうだが、東海大相模は今も全体練習を自粛中という。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊川怜の元夫は会社が業績悪化、株価低迷で離婚とダブルで手痛い状況に…資産は400億円もない?

  2. 2

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  3. 3

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  4. 4

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  5. 5

    斎藤元彦知事ヤバい体質また露呈! SNS戦略めぐる公選法違反「釈明の墓穴」…PR会社タダ働きでも消えない買収疑惑

  1. 6

    渡辺裕之さんにふりかかった「老年性うつ」の正体…死因への影響が報じられる

  2. 7

    水卜ちゃんも神田愛花も、小室瑛莉子も…情報番組MC女子アナ次々ダウンの複雑事情

  3. 8

    《小久保、阿部は納得できるのか》DeNA三浦監督の初受賞で球界最高栄誉「正力賞」に疑問噴出

  4. 9

    菊川怜は資産400億円経営者と7年で離婚…女優が成功者の「トロフィーワイフ」を演じきれない理由 夫婦問題評論家が解説

  5. 10

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”