松山英樹「曲げないゴルフ」の重要性痛感…石川遼も大苦戦

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【全米プロゴルフ選手権】第2日

 2日目の松山英樹(28)は67で回り、通算3アンダーまでスコアを伸ばした。要因は「午前(8時11分)のスタートで風が弱かった」「ドライバーが(前日より)少しましになった」ことの2点を挙げた。それでも、42・86%(14分の6)のフェアウエー(FW)キープ率は物足りない。

 ちなみに、初日の平均FWキープ率は51・7%。2008年大会(オークランドヒルズ)で記録された48・5%についで低い数字だった。

 マーセド湖に囲まれた会場はフェアウエーが狭く、杉の木がせり出したドッグレッグホールが多い。午後から風が強くなり、グリーンは速くて、微妙なアンジュレーションがある。ピンポジションも左右のエッジからギリギリのところに切られているのでFWに置かなければ、スピンを利かせてバーディーチャンスにつけられない。

 今季2勝をあげ、通算5アンダーで優勝圏内にいるB・トッド(35)の先週までのツアーランクを見ると、平均飛距離は208位(280・9ヤード)。同1位(324・4ヤード)のB・デシャンボー(26・通算2アンダー)より43ヤード以上も劣る。だが、FWキープ率は3位(72・2%)。パーオンを逃したホールで、パーかバーディーで上がるリカバリー率は堂々の1位(68・2%)。曲がらず、小技上手が健闘している。

 例年より、正確性が要求されるコースで上位争いをするには第1打がカギを握る。

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