楽天1位の早大・早川155キロ左腕は来年の開幕投手も射程圏

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 目玉左腕、早大の早川隆久(木更津総合)の交渉権を獲得した楽天。4球団が競合した抽選で石井GMが当たりくじを持った左腕を掲げると、別室の球団ブースで待機していた三木監督は、「ヨッシャー!!」と勢いよくイスから立ち上がり、立花球団社長らと手を叩き合って喜んだ。何事にもひょうひょうとしている石井GMが「人生でこんなに緊張したことはない」と言うほど欲しかったMAX155キロ左腕。気の早い関係者からは、「来年の開幕投手もありえる」との声が出る。

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「コロナ禍の自粛期間中にMAXが5キロアップしたスピードはもちろん、制球力にスライダーやチェンジアップ、カットボールの変化球などどれを取っても一級品、というのがスカウトの評価。チームは、松井裕樹が先発転向に失敗してリリーフに戻るなど、計算できる左の先発が絶対的に不足している。右のエースの則本にしても右肘を手術した昨季は5勝で今季もここまで5勝5敗。ダブルエースの岸もここ数年は故障続き。今季も9試合の登板にとどまり、35歳になって年齢との闘いに直面している。11勝3敗でチーム勝ち頭の涌井だって34歳。早川がキャンプ、オープン戦と順調にこなせば、開幕マウンドに立っても不思議はありません」(楽天OB)

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