阪神“上っ面”コーチ人事「バント」「分析」担当新設の失笑

公開日: 更新日:

 とはいえ、新しい肩書なんて付けなくとも、バントは普段からコーチが指導するものだし、分析はスコアラーや担当コーチが毎日やっている。当たり前に取り組んでいることに対して、なぜ取って付けたような肩書をつくったのか。球界OBが言う。

阪神は本来、メスを入れるべきだった守備、走塁部門のコーチを留任させた。ただ単に留任させては、ファンの反発を買う。肩書を付けることで、来年はより力を入れてやりますよ、とファンにアピールしたいのでしょう。ただ、これはあくまで表向きの理由。来季が契約最終年の矢野監督は、あと1年で退任する可能性がある。1年間しか身分を保証できない以上、新しいコーチを呼びたくとも呼びづらい。しかも、今季限りで退団する福留、能見といった実績と経験のある功労者にコーチの打診すらしなかったように、矢野監督がやりやすいコーチで固めたといわれています」

 昨季と今季の2年間で首脳陣の指導力のなさがハッキリしたにもかかわらず、思うように身動きが取れなかった側面もあるというわけだ。こんな浅はかな人事で課題が解決するほど、甘くないはずだが……。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  2. 2

    周囲にバカにされても…アンガールズ山根が無理にテレビに出たがらない理由

  3. 3

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  4. 4

    田中圭が『悪者』で永野芽郁“二股不倫”騒動はおしまいか? 家族を裏切った重い代償

  5. 5

    中森明菜が16年ぶりライブ復活! “昭和最高の歌姫”がSNSに飛び交う「別人説」を一蹴する日

  1. 6

    永野芽郁「二股不倫報道」の波紋…ベッキー&唐田えりかと同じ道をたどってしまうのか?

  2. 7

    レベル、人気の低下著しい国内男子ツアーの情けなさ…注目の前澤杯で女子プロの引き立て役に

  3. 8

    芳根京子《昭和新婚ラブコメ》はトップクラスの高評価!「話題性」「考察」なしの“スローなドラマ”が人気の背景

  4. 9

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  5. 10

    大阪万博会場は緊急避難時にパニック必至! 致命的デザイン欠陥で露呈した危機管理の脆弱さ