古江彩佳のFWはインパクトゾーンでフェースを返さない
19歳の時に臨んだ2019年「富士通レディース」でツアー史上7人目のアマチュア優勝を果たし、プロに転向した古江彩佳はショットの正確性が光る。
20年シーズンは試合数が少なかったにもかかわらず最多の年間3勝を成し遂げ、現時点で賞金ランク2位を堅持している。
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古江はプラチナ世代の中ではドライバーの飛距離が出る方ではない。バーディー数は18位にとどまっているが、パーセーブ率は91・6%でランク1位。平均ストロークも70・1でトップに立つ。
スイングは今どきのクラブをうまく使っているのが特徴で、特にフェアウエーウッドを手にした時のスイングがいい。
具体的にはフェースローテーションを抑えながら打つという、今どきのクラブに適したスイングができている。手先ではなく、体の回転に合わせてクラブが回転しているから打点位置が狂いにくい。