ブルージェイズ山口俊ショック!渡米翌日に戦力外の今後
メジャーは冗談みたいなことが当たり前のように起きる世界。次の遠征地へ向かうチャーター機の中でトレードが成立するなんてことも珍しくないとはいえ、さすがに本人も仰天したのではないか。
ブルージェイズの山口俊(33)が「(同地区のレッドソックス入りが秒読みといわれる澤村と)同じ舞台で野球ができることは楽しみ」と話して機上の人になった翌日の11日、40人枠から外れて事実上の「戦力外」となったのだ。
山口は今後、7日間以内にウエーバーにかけられ、獲得を希望する球団があれば移籍するが、なければ球団に残ってマイナーでプレーするかFAになる。
移籍1年目の昨季は17試合に登板して2勝4敗、防御率8.06。シーズン途中からはもっぱら敗戦処理で、プレーオフメンバーからも外れた。
今季は2年契約の2年目で、年俸は昨季と同じ約3億3000万円。しかも登板回数ごとに1050万~2600万円の出来高払いがあるうえ、マイナー拒否権までもっている。前年に敗戦処理をしていた投手を、これだけの条件をのんだうえで迎えたいという球団があればともかく、フツーに考えればマイナー拒否権を破棄して昇格のチャンスをうかがうか、FAになることが濃厚だ。
本人はすでにキャンプ地のフロリダ入りし、自主隔離中。今後に関しては代理人と話し合うだろうが、すでに今季年俸3億3000万円は保証されているのだから、じっくり考えたうえで結論を出すに違いない。