G平内が3回0封デビュー プロ随一のローテ争いに閉口するな

公開日: 更新日:

 まずは堂々のデビューだ。

 巨人ドラフト1位右腕の平内龍太(22=亜大)が、対外試合初戦となる17日の広島戦に先発。3回1安打2四球3奪三振の無失点に抑えた。

 開幕ローテ入りが期待されるルーキーは初回、1番羽月を右飛に打ち取ると、亜大のチームメートだった矢野を投ゴロ。堂林も右飛に仕留め、3者凡退。二回、三回も得点を許さず予定の3イニングでマウンドを降りた。

 スプリット、ツーシーム、カーブの他に縦、横のスライダーを操る一方、最大の武器は大学で156キロをマークした角度のあるストレート。この日の最速は150キロだったが、「同じセ・リーグなので、このくらい投げられるというのも見せようかなと思った」と口の方も滑らかだった。

 とはいえ、巨人のローテ入り争いは12球団で最も厳しい。菅野、サンチェス、戸郷、桜井、畠に、左腕の今村、田口。さらにFAで獲得した井納に、メジャーのブルージェイズで事実上の戦力外となった山口俊の復帰も噂されている。今は大きなことを言ってても構わないが、開幕二軍ならカッコ悪いぞ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド