橋本組織委会長が議員辞職を拒否するワケ 税金泥棒と批判
橋本氏が「お父さん」と呼ぶ森喜朗前会長も、会長職と国会議員の兼務は想定していなかったという。前東京都知事の舛添要一氏がツイッターでこう明かしている。
<都知事のときに組織委の森会長と東京五輪の準備を進めたが、森さんの健康状態もあって、万が一のときを考えた。そのときの了解事項は、政治家が就任するときには国会議員の職は辞するということであった。そうしないと、五輪憲章がうたう政治的中立性が担保されないからだ>
議員辞職について、橋本氏は「尊い議席は、このまま守りたい」と言ってかたくなに否定している。
「橋本さんは数億円といわれる実父の借金を背負っているらしいから、辞めるに辞められないんだろう。ただ、組織委会長の報酬と“二重取り”なんてことになれば、世論の反発を招いてしまう」(自民党関係者)
組織委の「役員及び評議員の報酬並びに費用に関する規程」を見ると、月額10万円から200万円まで20段階あり、橋本氏は最高額の200万円という臆測も飛んでいる。