原監督お気に入り 巨人は今後も楽天とドミニカを草刈り場
巨人がドミニカ共和国から16歳の選手2人を獲得した。
23日にフリアン・ティマ外野手、ホセ・デラクルーズ内野手と育成選手契約を結んだと発表。両選手は、2019、20年に巨人が現地で行ったトライアウトを受験していた。
■助っ人は「カープ方式」
ドミニカ共和国といえば、現地にアカデミーを持つ広島だ。ジャパニーズドリームを掴むには、まずアカデミーと契約。能力が認められると、練習生として来日し、秋季キャンプに参加する。合格すれば、育成契約に移行。支配下登録を目指すという道のりだ。守護神フランスアらがこのルートで活躍している。形は違えど、巨人も「カープ方式」を取り入れるということだ。
「背景には、獲得した外国人、特に野手がなかなか当たらない巨人の事情がある。ドミニカ市場で独壇場だった中日は森前監督が辞任して以来、キューバにシフトチェンジしつつある。メジャー球団のアカデミーが契約しない2番手クラスを広島と巨人が取り合う構図です」(球界関係者)