原監督お気に入り 巨人は今後も楽天とドミニカを草刈り場
さらに原辰徳監督(62)が注目しているのは、石井GM兼監督率いる楽天だ。楽天を戦力外となり、昨季から育成として巨人入りしていた八百板がキャンプで打ちまくり、支配下登録を勝ち取った。原監督は「目立っていた。動物的な打撃がうちにいないタイプ」と評価。23日の練習試合でも火を噴くような二塁打を放ち、「外野争い? 松原? (八百板)卓丸もいい打撃をしているよ」と今、お気に入りのひとりなのだ。
まだ24歳。コロナ禍で来日できない新外国人選手の穴埋めができるかもしれないとなれば、まさに掘り出し物だ。
■トレードで人材発掘
「楽天を石井GMが仕切るようになってから、巨人は関係を深めている。昨季はトレードでウィーラー、高梨を獲得。2人ともリーグ連覇の原動力となった。特に高梨は勝ち試合のリリーフとしてフル回転。楽天では二軍でくすぶっていたのだから、原監督も驚いていました。巨人の二軍にもいい選手はいるし、石井監督も出し惜しみをしないメジャー流の人物だけに、話がまとまりやすい。今季も巨人の草刈り場は楽天になりそうです」(前出の関係者)
二軍スタートが決まっていた楽天オコエは、今月中に左手関節の手術を受けるため、キャンプは不参加。巨人がすぐに触手を伸ばす可能性は低いものの、春先のトレード成立に向け、巨人関係者はすでに、楽天の二軍に目を光らせているそうだ。