原巨人トレード放出“次の大物”は?田口麗斗電撃移籍の波紋
巨人・田口麗斗投手(25)とヤクルト・広岡大志内野手(23)の電撃トレードが発表され、巨人に他球団から熱視線が注がれている。
なにせ、昨年は澤村、今年は田口といった侍ジャパン経験者の元主力が次々と放出された。澤村の交換要員だった香月との年俸格差は1億4750万円だった。今回の田口と広岡の差は5400万円。たとえ相手が釣り合わなくても「飼い殺しはしない」という原辰徳“全権”監督(62)の方針により、気前よすぎるトレードがどんどん成立する。もはやレギュラー以外は全員トレード要員といっていいほどだ。
巨人内の受け止め方はさまざまだ。「次はオレか」と戦々恐々の選手もいれば、出場機会を求めて尻を浮かせる1・5軍クラスの選手もいる。
そんな中、他球団から圧倒的な支持を受けるのが小林誠司(31)だ。球界随一の強肩を武器に正捕手を務めてきたが、昨季は度重なる故障もあり、わずか10試合の出場にとどまった。さる球界関係者がこう言う。
「今年は一軍キャンプで元気にプレーしているものの、打撃の評価が高い大城、総合力がウリの岸田に押され気味。サブの役割は炭谷だし、3人目の捕手として外野手の石川がスタンバイしていて、完全に余剰戦力になりつつある。澤村も田口も代表経験者だが、小林に至っては前回のWBCで代表の正捕手を務めた男。まだ31歳だし、体調も問題ない。年俸が1億円と高額なのがネックだが、澤村はもっと高かったわけだし、12球団を見渡しても、捕手難の球団から垂涎の的になっています」