大阪国際はゴール直前までPM先導…記録は無効ではないのか
日本陸連に聞くと、次のような返答があった。
「ワールドアスレティックス・ロードレースラベル規定13条および14条の4(後述)では、PMについて記載されており、規則上問題ありません。また、ルールブック144条助力の項目に該当しなければ、助力にはなりません。PMは正規の競技者として登録し出場している以上、完走すれば記録は認められます。大阪国際女子マラソンにおける川内選手自身の記録も公認になります。ただし、女子選手の記録は、女子単独の記録ではなく、男女混合レースとしての記録になっています」
男子のPMにゴール直前まで先導されての記録にどれだけの価値があるのか。
■ワールドアスレティックス・ロードレースラベル規定13条および14条の4
13条 ペーシング(ペースメーカーの運用)
13・1 ペースメーカーは大会公認であり、識別出来るユニフォームまたはそれと同等なものを着用する。全選手のより良いイメージの推進のため、ペースメーカーのナンバーカードにも名前を入れる様にする。識別できるユニフォームを着用していない場合には、ナンバーカードに名前と共に「PACE」または同等の表現を記載する事、又は2枚目のナンバーカードに記載し、胸又は背中に装着する事が出来る。