著者のコラム一覧
佐々木裕介フットボールツーリズム アドバイザー

1977年生まれ、東京都世田谷区出身。旅行事業を営みながらフリーランスライターとしてアジアのフットボールシーンを中心に執筆活動を行う。「フットボール求道人」を自称。

3回目の緊急事態宣言前日の“ヨコハマダービー”で何を想う

公開日: 更新日:

 政府は緊急事態宣言の対象地域となる4都府県でのスポーツ興行を無観客開催するよう要請した。 休業要請を受けても補償がある業界もあるが、Jリーグやプロ野球といったスポーツ興行へはそれに相当するものがあるとは聞こえてこない。

 しかし要請が下れば従わざるを得ない非情な実情がある。ファンへ夢や希望を提供する特殊な興行とはいえ、一方的に収入機会を止められることは大きな痛手であることになり、関係者にはなんとも腑に落ちない要請だ。

 もしスタジアムが密な状態で感染拡大の原因だと云うならば、政府はそれを実証する科学的根拠を持ち合わせているのだろうか。未だに肩を寄せ合い、たむろする国会本会議場の方が、極めて密で感染リスクがあるように筆者には思えてならないのだが。

 果たして行政には国民の声が聞こえているのだろうか、日々の業を見聞きしていると疑問しかない。既得権益や治外法権で生きる一部の人間に振り回される生活はもう御免だ。

 春晴れの横浜で、久しぶりにあのアンセムを耳にして、何だかそう想えてならなかった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    「かなり時代錯誤な」と発言したフジ渡辺和洋アナに「どの口が!」の声 コンパニオンと職場で“ゲス不倫”の過去

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    「よしもと中堅芸人」がオンカジ書類送検で大量離脱…“一番もったいない”と関係者が嘆く芸人は?

  1. 6

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 7

    入場まで2時間待ち!大阪万博テストランを視察した地元市議が惨状訴える…協会はメディア取材認めず

  3. 8

    米国で国産米が5キロ3000円で売られているナゾ…備蓄米放出後も店頭在庫は枯渇状態なのに

  4. 9

    うつ病で参議員を3カ月で辞職…水道橋博士さんが語るノンビリ銭湯生活と政治への関心

  5. 10

    巨人本拠地3連敗の裏に「頭脳流出」…投手陣が不安視していた開幕前からの懸念が現実に