無観客試合で損失13億円 プロ野球は"早く五輪中止”が本音

公開日: 更新日:

「プロ野球の無観客は例外中の例外。単なる日程消化でやる意味があまりない」

 10日、プロ野球とJリーグによるコロナ対策会議後、プロ野球の斉藤コミッショナーはこう言及した。

 東京など大都市を中心に発令された緊急事態宣言は、対象地域を拡大した上で、5月末まで継続される。宣言地域で無観客開催を強いられてきたプロ野球とJリーグは12日以降、規制緩和により上限5000人での開催が可能となるが、大阪を本拠地とするオリックスなどは大阪府が無観客開催の継続を要請しており、それに従う。

■損失は約13億円

 斉藤コミッショナーの声は球団オーナーの嘆きを代弁したものだ。宣言期間の延長が決まる前、4月25日~5月11日まで1都2府1県で緊急事態宣言が発令されたことを受け、関大名誉教授の宮本勝浩氏は無観客試合の経済損失について試算。巨人などが延期した6試合を除き、計18試合が無観客試合となった場合、巨人、ヤクルト阪神、オリックス、日本ハムの計5球団が被る損失は約12億8897万円になるとした。ただでさえ、満員の観客を動員できない中、無観客試合が増えれば増えるほど、球団の財政を圧迫する。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末