原巨人を襲う坂本依存のツケ…過去2度の故障離脱ではV逸
■前回抹消された18年、そして15年は…
坂本が故障で戦列を離れるのは、2018年7月17日の左脇腹の肉離れによる抹消以来3年ぶり。欠場した間の33試合は、15勝17敗1分けと負け越した。その前は15年4月で、左ふくらはぎの張り。登録を抹消された期間の11試合は5勝6敗。なお、18年は3位、15年は2位でいずれもV逸した。前出の高橋氏が続ける。
「原監督は何年も前から坂本の後継者育成の必要性を説いていました。それでも今回、主に遊撃を守りそうなのは、ここのところ二塁で控えに回っていた吉川とヤクルトからトレードで獲得した広岡というのは、ファームの育成がうまくいっていない証しではないか。坂本の後釜なんて、そう簡単に育たないのは十分承知していますが、坂本不在の1カ月で、遊撃問題を後回しにしていたツケを払うことになるかもしれません」
戸郷の復帰登板となった11日のDeNA戦は勝利したものの、主将の穴の大きさを知るのは、これからになりそうだ。