05年日本S第1戦 千葉マリン上空に突然、白い煙が立ち込め
この直後からおよそ30分ほど試合が中断したが、結局、濃霧によるコールドゲームとなり、10対1で快勝。日本シリーズ初の珍事だったそうだ。
■4連勝でアッという間に終わった印象
続く2戦目も、幸先よく先制点を挙げると、六回にサブローなどの3本塁打で、前日に続いて大量10得点。先発の渡辺俊介が4安打完封し、2連勝。勢いそのままに甲子園に乗り込み、4連勝で日本シリーズを制した。正直言って、アッという間に終わったという印象が強い。
選手たちは、ボビーの方針もあり、シーズン中からノビノビとプレー。シリーズ向けに特別な対策を立てたわけではなく、普段通りの野球をやろう、という雰囲気があった。大舞台のプレッシャーを感じることなく、それまでにやってきたことをそのまま、出してくれた。
一方的な結果になったのは、日本シリーズを迎えるまでの過程の違いが影響したのかもしれない。
ロッテはプレーオフを勝ち抜いた勢いを保ったままシリーズに臨んだのに対し、当時のセはクライマックスシリーズがなく、阪神はシーズン終了から日本シリーズ開幕まで中16日のインターバルがあった。