バレンタイン監督の日替わりスタメンに不満な選手への助言
こうした監督の考えを理解するため、グラウンド外の時間も大切にした。遠征先ではたびたび、ベンチコーチのランペンや打撃コーチのロブソン、通訳らを交えて食事した。寿司や肉料理が好きだったボビーがビールを飲みながら、ふと米国での監督時代の話をした時などに、考え方や人となりがわかったりしたものだった。オフには研修会として、一軍の5~6人のコーチと米コネティカット州の自宅へお邪魔したこともある。
2009年は開幕前からボビーの去就を巡る騒動が起こり、同年限りで退任。私は翌10年から監督に就任することになったが、ボビーからは多くのことを学んだ。チームが強くなり、たくさんのファンが応援してくれるようになったのは間違いない。 (つづく)