宮城県の有観客強行に苦情殺到 プロ野球はOKでも「五輪はNO!」の凄まじい嫌われっぷり

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■五輪とプロ野球とでは置かれた立場が全く違っていた

 しかし、県のスポーツ振興課に球宴や強化試合の開催について問い合わせたところ、「13日時点では球宴や代表の強化試合について観客数の変更などは議題に上がっておらず、直接、賛成、反対などのご意見はいただいていない」とのこと。五輪とプロ野球とでは置かれた立場が全く違うようだ。

 宮城県医師会や仙台市医師会に見解を求めると、「要望書関連の取材は一切お断りしています」との回答だったが、地元のメディア関係者はこう指摘する。

「仙台市長が無観客を言いだしたのは再選を目指す8月1日の市長選挙を見据えたパフォーマンスだ、なんて声もあります。五輪サッカーはJリーグの感染対策を参考に行うそうだが、五輪はプロ野球やJリーグとは違い、外国人関係者がやって来る。にもかかわらず、組織委は県内に何人の五輪関係者が滞在するかを明確にしておらず、GPSによる行動管理にも及び腰。東京では早速、外国人関係者が外で飲み歩いた上にコカインをやったとして捕まった。欧米のロックダウンくらいの強制力がなければ、好き勝手やるのは目に見えている。県内がコロナの無法地帯に化すことを恐れているのです」

 野球はいいけど五輪はダメなのは、IOCや組織委への不信感が根底にあるということだろう。

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