東京五輪は熱中症との戦い…海外強豪選手すらバタバタ棄権もあり得る

公開日: 更新日:

「私が最も懸念しているのは日本との試合ではなく、選手の健康だ」

 22日にサッカー日本代表と対戦した南アフリカ代表のノトアネ監督はこう言っていた。

 選手2人とビデオアナリストが新型コロナウイルスの検査で陽性に。18人が濃厚接触者と判定された。十分な練習を行えないどころか、直前まで試合ができるかどうか分からない状況に「ギロチンが落ちるのを待っているかのよう」とも。

 選手村では連日、新たな陽性者が出ているだけでなく、コロナ対策により、練習もままならない。それだけに、他の海外諸国にとっても対岸の火事では済まない。ただでさえコロナ禍で直前合宿をキャンセルした国や選手たちが多く、調整不足なのは明らかだ。

 サッカーの優勝候補に挙げられているスペインは、先のエジプト戦で主力2人が大ケガ。DFミンゲサ(バルセロナ)は右足太もも裏、MFセバリョス(レアル・マドリード)は左足首を負傷して今後の試合への出場が危ぶまれている。エジプトの激しいプレーが原因ともいわれるが、コロナ禍によるさまざまな制約も無関係ではないだろう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末