【スケートボード】金メダル四十住さくらは超偏食 遠征のスーツケースにはカップ麺とお菓子がギッシリ!
「練習場の物件探していた四十住選手のお母様が訪ねたのが、私の知人が経営する不動産会社でした。そこから話を聞いて、地元の岩出市から五輪メダリストが出てくれたらどれほど素晴らしいことか、是非、力になりたいと思ったんです。今回の金メダルは言葉にならないくらい嬉しいです。ウチは主に首都圏にお酒を卸しているので、コロナ禍で大打撃。そんな時に明るいニュースが入ってきて本当に良かった。でも、四十住選手は未成年なので、ウチはスポンサーではありませんよ(笑い)。二十歳になってお酒を飲むようになったら、私たちのお酒を飲んでもらいたいですね」(安村さん)
誰の邪魔も入らない個人練習場で技術を磨いてきた四十住は、優勝を決めると「後悔ないぐらい練習してきた。それが結果に繋がった」と涙を拭った。勝利を決定づけた「バックフロント540」の習得過程では大怪我を負うこともあったと、前出の伊佐さんが続ける。
「1年ほど前、背中から地面に叩きつけられて全身打撲をしたんです。数週間練習ができないくらいのケガでしたが、本人はトラウマになることなんてありません。『ケガは付きものだから』と常にプラス思考。いつもどこかしら痛めていますが、それでも『スケボー中毒じゃないか』と思うくらい練習しているんですよ(笑い)。(四十住の)お母さんが休憩しようと言わなければ延々とやり続けます。お母さんはほとんどの大会に応援に来ているし、練習でも動画を撮ったり熱心にサポートしていました。サクラの弁当を作るついでに、それぞれの好みに合わせて私の分も用意してくださるほど、親切な方です」
自身を除いた女子スケートボードのメダリスト5人の平均年齢は13.2歳。身長が低くて体重が軽い若い世代が有利とされる中、159センチの身体で無限の可能性を世界に示した。
22歳で迎える24年パリ五輪も楽しみだ。