新商品「フィールド・オブ・ドリームス・ゲーム」にみる大リーグの商魂
大リーグが新たな商品を手に入れた。現地時間の8月12日に行われた「フィールド・オブ・ドリームス・ゲーム」である。
野球映画の代表作「フィールド・オブ・ドリームス」にちなみ、撮影現場となったアイオワ州ダイアーズビルに仮設球場フィールド・オブ・ドリームスを建ててホワイトソックスとヤンキースが対戦した公式戦は、8000人の定員に対してほぼ満員の7832人が観戦した。
また、試合の中継を行ったFOXスポーツは、テレビとインターネットの視聴者数の合計が約590万人と2006年以降の同局のレギュラーシーズンの放送では最多を記録している。
入場券の転売価格も大リーグの公式戦としては破格で、平均1400ドル(約15万4000円)から1500ドル(約16万5000円)という値段の高さは、人々がどれだけ今回の試合に高い関心を寄せたかを示す。
1989年の公開後も現在に至るまで米国で根強い人気を誇る同作を背景とした試合の計画が公表されたのは、公開から30年経った2019年8月のことだった。