女子バスケ「銀」宮沢夕貴<1>強化試合をこなすごとにチームが良くなった
「ディフェンスとリバウンドに関しては自信があったのですが、相手のオフェンスにリバウンドを取られるシーンが何本かありました。今までは背の高い相手でもリバウンドを取れていたのですが……」
世界を驚かせた3Pは決勝戦で米国の高さの前に封じられ成功率は25.8%(31本放って8本)にとどまった。宮沢自身も3Pは0本、4リバウンドと実力を発揮しきれなかった。
「米国は日本に対応していました。シューターには打たせないし、ピックアップ(マークマンをとらえること)やハリーバック(攻守の切り替え)もしっかりとしていた。ガードが相手ディフェンスを崩してキックアウト(外側にパス)する自分たちの強みも消されました。日本のバスケットをさせてもらえませんでした」
米国の7連覇阻止に失敗し、目標には届かなかったが、選手村ではNBAのスター選手に遭遇したという。(つづく)