佐藤輝の二軍落ち“秒読み”に虎フロント真っ青…ドル箱ルーキー不在は入場料・グッズ収入を直撃
「さすがに精神的に参っているようです」
球団OBが顔を曇らせてこう言った。
大スランプに陥っている阪神の佐藤輝明(近大)のことだ。
■35打席連続無安打
9日のヤクルト戦の六回、プロ初となる守備から途中出場するも、2打席連続三振。これで35打席連続無安打となった。
佐藤輝の起用を巡っては、評論家を中心に「器用なタイプではなく、代打起用では結果を出しづらい。4打席立たせてこそ生きる」「リフレッシュもかねて、二軍に落とすべき」との声がある。一軍で粘り強く起用してきた矢野監督だが、いよいよ二軍落ちを決断するのも時間の問題だ。
この状況にヒヤヒヤしているのがフロントだという。4球団競合の末に入団した佐藤輝は、入団前からメディアの大きな注目を集め、オープン戦から次々と新人記録を塗り替えてきた。スタンドで多くのファンが手にする「応援フェースタオル」などのグッズは開幕前からバカ売れ。この日の甲子園でも、佐藤コールに大きな拍手が起こるなど、チーム屈指の人気者だ。前出の阪神OBが言う。