著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

“さすらいのフットボーラー”松井大輔が明かす フットサル転身への決断とコロナ禍の孤独

公開日: 更新日:

 そこで届いたのが、YSCC横浜からのオファー。しかもJ3ではなくフットサルだった。

「僕が聞いたのは7月の終わりから8月頭。自分らしさを一番に考えた時、子供に戻ったようなワクワク感を表現できるのはフットサルだと思った。カズ(三浦知良=横浜FC)も『面白いんじゃない』と言ってくれたので、決めました」

 もちろんJリーグに戻る道もないわけではなかった。

 今季の移籍期限は8月15日。同い年の盟友・駒野友一がJ3のFC今治に、茂庭照幸がJFL・岡崎へ赴いたように、松井も同じサッカー人としてのキャリアを歩めたはずだ。

 しかし「人と同じことをやってもしょうがない」という男は<オンリーワンの矜持>を貫いた。

「39歳でベトナムに行った僕は、38歳でシドニーFCに行ったカズさんを越えられたな、と。そこだけは上回りました」と今年1月に話していたが、誰もやり遂げていないことに突き進むから面白い。 それこそが、松井大輔の真骨頂なのである。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末