すごい!全盲でアメフトQBを務める米15歳少年の驚異的な空間認識と記憶力
米国で、ほぼ全盲の少年が地元アメフトチームで、司令塔であるQB(クオーターバック)を完璧に務めていることが複数のメディアによって紹介され、話題になっている。
注目を集めているのは、米カリフォルニア州モデストに住むジェイセン・ブレイシー君(15)。
ジェイセン君は1歳の時に網膜芽細胞腫という眼球内にできる悪性腫瘍を発病し、7歳の時に完全に視力を失った。現在は昼か夜かの区別はつくが、ほぼ全盲だ。
ジェイセン君がアメフトに目覚めたのは父親の影響。父親と一緒に練習を始め、また父親が試合の流れをリアルタイムで詳しく解説するのを聞きながら、地元チームの試合を“観戦”し、アメフトへの理解を深めていった。
今から2年前、両親から初めてiPhoneをプレゼントされたジェイセン君は、地元の全てのチームに連絡を取り、「プレーさせてほしい」とアピールした。
それに応じたのが「モデロ・レイダース」。コーチのデビッド・ニコルズさんは、ジェイセン君のプレーを見て衝撃を受けた。目の見えるQBと全く変わりなくプレーできたからだ。