稲見萌寧vs古江彩佳「賞金女王争い」は拍子抜けの結果 女子ツアー最終戦最終日は見せ場なし

公開日: 更新日:

 しかし2日目以降はスコアを伸ばすことができず、通算6アンダー3位に終わった。

「熱烈な女子プロファンやツアー関係者は、この結果に喜んでいるでしょう。ですが、冷静になれば見せ場はまったくなかったと言えます」と評論家・宮崎紘一氏がこう続ける。

「今週の注目はなんといっても賞金女王タイトルをめぐる稲見と古江の直接バトルだったはずです。しかし2人が同組だったのは初日だけ。稲見は優勝争いに一度も絡めず、古江は最終日に初優勝の三ケ島かな(25)にプレッシャーをかけられずに、楽に勝たせてしまった。2人とも印象に残らないプレーだった。本当に強いプロは周囲の期待に応える勝ち方を見せる。宮里藍の2005年日本女子オープンがそうだったし、尾崎将司タイガー・ウッズもファンがワクワクする勝利を何度も演じてきた。だからツアーは盛り上がり、後々まで語り継がれるドラマになる。長いシーズンの結果で賞金女王が決まるのですが、ファンには最終戦のイメージが一番強く残る。そこで稲見も古江も見せ場をつくれず、迫力がまったく感じられない試合だった」

 それでも稲見は2億5519万円(9勝)、古江は2億4674万円(6勝)を手にした。うらやましい限りだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末