暴言疑惑の横浜高・平田前監督 野球YouTuberから高校球界復帰を模索中

公開日: 更新日:

 横浜高の前監督・平田徹氏(38)は今、野球人口減少に歯止めをかけるべく、禊の日々を送っている。

 現在は教え子が経営する人材派遣会社に所属し、岐阜県を中心に子どもたちに技術指導をしたり、その動画を教え子が運営するYouTubeチャンネルで配信。収益を野球用具の購入費に充て、未就学児へのプレゼントとしているという。

 横浜の監督だった2019年9月、部員への暴言や暴力があったとして、当時の金子雅部長とともに解任され、高校も退職。騒動になった。あれから2年が経過した。

 横浜の元部長で平田氏の恩師でもある小倉清一郎氏は「あれは当時の部長の暴言が発端で、最後の方はメンバー選考など監督の采配にも口を出し始めるなど、彼の暴走に年下の平田監督が巻き込まれたところが大きい。暴力はもってのほかだが、平田はもう十分反省している。私個人としては現場に戻してあげたい」と言うのだ。

 平田氏は高校時代、横浜で甲子園に2度出場。3年時には主将も務めた。国際武道大を卒業後、横浜でコーチや部長を歴任。15年秋に監督に就任すると、激戦区・神奈川で16年から3年連続で夏の甲子園に出場し、万波(日本ハム)や及川(阪神)をプロに送り出した。YouTubeで披露した野球理論は、アマチュア野球指導者から好評だという。

 ゆくゆくは高校野球の指導者復帰を目指している。現在は北信越の新興校や関西の強豪校などが興味を示しているそうだが、新天地はまだ決まっていない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    岡本和真と村上宗隆のメジャー挑戦に“超逆風” 大谷バブルをブチ壊したMLB先輩野手の期待外れ

    岡本和真と村上宗隆のメジャー挑戦に“超逆風” 大谷バブルをブチ壊したMLB先輩野手の期待外れ

  2. 2
    鈴木誠也と吉田正尚が窮地…トレード浮上も引き取り手なし、大谷フィーバーの裏で価値大暴落

    鈴木誠也と吉田正尚が窮地…トレード浮上も引き取り手なし、大谷フィーバーの裏で価値大暴落

  3. 3
    悠仁さま「オックスフォード大進学」再浮上のナゼ…昆虫標本が充実した自然史博物館の存在

    悠仁さま「オックスフォード大進学」再浮上のナゼ…昆虫標本が充実した自然史博物館の存在

  4. 4
    なぜ大谷はチャンスに滅法弱くなったのか? 本人は力み否定も、得点圏での「悪癖」とは

    なぜ大谷はチャンスに滅法弱くなったのか? 本人は力み否定も、得点圏での「悪癖」とは

  5. 5
    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

  1. 6
    猛チャージ石丸伸二候補に広がる危機感…広島からは「あんなぁ都知事に押し上げちゃいけん」

    猛チャージ石丸伸二候補に広がる危機感…広島からは「あんなぁ都知事に押し上げちゃいけん」

  2. 7
    「あぶない刑事」100万人突破で分かった…舘ひろし&柴田恭兵“昭和のスター”の凄みと刑事役の人材不足

    「あぶない刑事」100万人突破で分かった…舘ひろし&柴田恭兵“昭和のスター”の凄みと刑事役の人材不足

  3. 8
    大谷への「アジア人差別感情」は球宴ファン投票にも表れ…問題の根は深く心配な今後

    大谷への「アジア人差別感情」は球宴ファン投票にも表れ…問題の根は深く心配な今後

  4. 9
    阪神岡田監督の焦りを盟友・掛布雅之氏がズバリ指摘…状態上がらぬ佐藤輝、大山、ゲラを呼び戻し

    阪神岡田監督の焦りを盟友・掛布雅之氏がズバリ指摘…状態上がらぬ佐藤輝、大山、ゲラを呼び戻し

  5. 10
    ロッテ佐々木朗希は“身内”からも嫌われた? 故障中とはいえ選手間投票でも球宴選外のトホホ

    ロッテ佐々木朗希は“身内”からも嫌われた? 故障中とはいえ選手間投票でも球宴選外のトホホ