<15>北京五輪は「ジャパンハウス」なし? 専用施設をつくるのが慣例だが…
北京冬季五輪が2週間後に迫ってきた。新型コロナウイルスの再拡大による不安もあるがもうひとつ心配なのが「ジャパンハウス」。
五輪期間中は選手村での寝泊まりがメインになるが、日本は村外に独自の日本代表専用施設をつくるのが恒例だ。温かい料理を中心に、スポンサー企業が提供してくれるレトルト食品やおにぎりなども用意され、選手の食生活を大きく支えている。
しかし、北京五輪ではこのジャパンハウスがつくれないらしい。つくったとしても選手村から一歩も出られない状態。選手は中国ルールの下でベストを尽くさなければならない。
W杯で中国に遠征したとき宿泊させてもらった3つ星ランクのホテルの中華ビュッフェは種類が豊富でおいしかった。馴染みのない得体のしれない料理もあったけど、本場の中華料理。チャレンジ精神に火がついた。
驚いたのはチェックアウトのとき。部屋を出る際にハウスキーパーから「ちょっとそこで待ってて」と制され、私がホテルの備品を持ち去っていないか徹底的にチェックされたのだ。きっと勝手に持ち帰る人がいるんだろう。「持って帰るようなものなんて何もない部屋じゃん!」と思ったけど。