大谷翔平「夢の本塁打王」獲得にライバル失策の追い風、フリー打撃は158キロの安定感

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 エンゼルス・大谷翔平(27)が日本時間17日、キャンプ地アリゾナ州テンピで実戦形式の打撃練習に登板。延べ7人の打者に対して33球を投げ、直球の最速は98マイル(約158キロ)をマークし、順調な仕上がりを披露した。

 MVPを受賞した昨年に続いて今季もリアル二刀流をこなす。昨季、わずかに及ばなかった本塁打王のタイトル獲得も期待されるが、ここにきてライバルである2人の長距離砲に不安がささやかれている。

 ヤンキースとメッツが本拠地を構えるニューヨーク市は民間企業職員への新型コロナワクチン接種を義務付けた。大リーグなどのプロスポーツも例外ではなく、コロナワクチン未接種のヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(29)は本拠地での試合に出場できない可能性があるのだ。

 メジャーの野手では最長身(201センチ)のジャッジは2017年には本塁打王(52本)を獲得。昨季も39本塁打を放ったメジャーを代表するクラッチヒッターのひとりだ。ニューヨーク市の規定は今後、緩和される可能性があるとはいえ、ジャッジは契約問題も抱えている。ニューヨークの地元メディアなどによれば、今季終了後にはFAになるため、ジャッジは4月7日の開幕までに再契約を希望している。契約延長に合意できなければ、チームはトレードに踏み切るとみられている。

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