阪神サヨナラ負けで4連敗! ケラーの守護神剥奪は矢野監督の“節穴”抜擢が元凶
投げれど投げれど、我が投球、楽にならず。じっとベンチを見たら、まさかの交代──。
29日、阪神は広島に逆転負けし、開幕から4連敗。今季2敗目を喫したのが、新守護神のケラー(28)だ。
25日の開幕戦(ヤクルト戦)では1点リードの九回に登板。今季初出場にもかかわらず、決め球のカーブを徹底的に狙われて3失点。山田とサンタナにはカーブを本塁打にされた。
この時、矢野監督(53)は「使ったオレの責任」と言い、「今すぐ(配置転換などの)決断というのは難しい。シーズンを戦う上で、ケラーには頑張ってもらわないといけない」と話していた。
そんな開幕戦から4日後のこの日、ケラーが登板したのはやはり、1点リードの九回。この時点で嫌な予感を覚えた者も多かっただろう。
案の定、先頭打者の新助っ人マクブルームにカーブを打たれ、無死一塁。上本にはカーブを1球も投げられず、ストライクゾーンの直球を8球もカットされた揚げ句、12球目で歩かせた。さらに代打・長野にカーブを投げるもピッチャー返しを打たれ、1死満塁。すると、矢野監督はケラーを見切り、4年目の湯浅に投手交代。その湯浅が西川にサヨナラ打を浴び、ジ・エンドである。