阪神は“確変”終了し「地獄モード」に…2試合連続、今季15度目完封負けで自力V再消滅
虎の「確変」は終わるのも早かった。
9日、ソフトバンクに0-4で完封負けを食らった阪神。8日も0-1で敗れており、2日連続、今季15回目の零敗である。
4安打しか打てなかった阪神だが、決してチャンスがなかったわけではない。顕著だったのが2点ビハインドの四回の攻撃だ。
この回、内野安打で出塁した先頭打者の島田が二盗を成功させ、無死二塁。しかし、続く中野が投ゴロを打つと、島田が二、三塁間に挟まれてしまった。島田は中野が二塁に到達するまで粘ってアウト。それでもまだ1死二塁だ。
すると今度は近本が投ゴロを打ち、中野が二、三塁間に挟まれ……と、まるでリプレー映像を見ているかのような光景が繰り広げられた。これにはペイペイドームに乗り込んだ阪神ファンもあ然ボー然である。
阪神は6月に入ると怒涛の6連勝。打線も猛威を奮い、この6試合で31点も奪った。中でも目覚ましい活躍を見せたのが、中軸の大山だ。1日の西武戦で決勝打となる3ランを放つと、3日の日本ハム戦では1試合3本塁打と大暴れ。阪神打線も波に乗り、貧打にあえいでいたのがウソのような連勝だった。