広島・秋山は日本の野球に再アジャストできるのか 松井稼、福留らは復帰1年目に軒並み苦戦
即戦力としての期待に応えられるか。
30日に広島で入団会見を行った、前パドレス傘下3Aの秋山翔吾(34)。
この日は一軍で練習を行い、チームメートに挨拶。2日からしばらくの間、二軍で調整を行うという。
西武時代は通算9年で1405安打、打率.301の安打製造機。2017~19年は3年連続20本塁打を打っている。
しかし、2年半の米国生活で自慢の打撃はさびついていないか。
過去、日本球界復帰1年目から活躍をした日本人野手は決して多くない。城島、青木らは渡米前と遜色ない成績を残したが、青木でさえ打撃のタイミングの取り方を変えるなど、再アジャストに時間がかかったという。実際、復帰1年目の成績を見ると、松井稼(打率.260、9本塁打、48打点)、福留(同.198、6本塁打、31打点)、岩村(同.183、0本塁打、9打点)、中島(同.240、10本塁打、46打点)といった面々は苦戦を強いられた。
復帰時の年齢もあるにせよ、秋山はレッズ時代の20、21年はメジャー通算142試合と出場機会が少なく、今季は3Aの出場のみ。体力や試合勘の不安はゼロではないだろう。