日本選手に足りなかったリンクス攻略のパット技術…先達が唱えていた基本を思い出す
今年の全英女子オープンには日本選手が12人も出場した。
渋野日向子が1打差3位の大健闘を見せたが、決勝ラウンドに進んだ日本選手は4人だけで、前哨戦のスコットランド女子オープンで初優勝を挙げた古江彩佳も予選落ち。
メジャー初優勝が期待されたLPGAツアー6勝の畑岡奈紗は7位に終わり、来年の出場権を獲得するトップ10入りは果たしたが、優勝争いに加わることはできなかった。
■パットミスはライン読みより打ち方に原因
畑岡はショットはいいのにパットが入らず、「複雑な傾斜を読み切れなかった」と振り返った。
だが、パットの名手・杉原輝雄から、「パットが入らないのはラインの読み違いより打ち方のミスのほうがはるかに多い。読んだライン通りに打てていれば大概のパットが入っている」と聞いたことがある。
ショットをミスするから狙ったところに打てないように、パットも打ち方が悪いからカップに入らないというのだ。